こんにちは、穂苅智哉と申します。
このコラムでは、Ruby on Rails についての最新情報やRails 試験に関する内容を取り上げていきます。
2000 年代半ばに登場したRuby on Rails（以下Rails）は、その効率性と簡潔さでとても人気になりました。一時期は新しいフレームワークの登場やトレンドの変化により、勢いが弱くなったように思われていましたが、2024年に入り、再び注目を集めています。
特に、Webアプリケーション開発における効率性やｍ新たな技術的進化がRails の人気を押し上げています。今回は、Rails が再び脚光を浴びている理由を3 つのポイントに分けて解説します。
Ruby on Railsは2024年、人気のフレームワークとして復活
2024 年現在、Rails はその簡便さと生産性の高さで再び開発者コミュニティの注目を集めています。特にスタートアップ企業や中小規模のプロジェクトでRails を採用する動きが増えており、まさにRuby onRails が再び人気のフレームワークとして脚光を浴びてきたと言える状況です。
Rails が再び注目される背景には、フレームワーク自体の技術的進化と市場ニーズの変化があります。長い歴史の中で培われた豊富なライブラリと完成度の高い設計は開発者にとっては大きなポイントです。また、コミュニティも盛んで、最新のアップデートも日々されていることも、再び人気のフレームワークとなった理由です。
Ruby on Railsが人気を取り戻した理由とは？
それでは、Rails が人気を取り戻していった理由について細かく見ていきます。
1 つ目は、最新バージョンの進化です。
Rails は2024 年現在、Rails 8 が最新版です。Rails 8 では、パフォーマンスが大幅に向上し、モダンなWeb アプリケーションの開発に必要な機能が強化されました。特に、リアルタイム機能のサポートや、フロントエンドとのスムーズな連携が注目されています。また、Rails の開発者は使いやすさと効率性に重点を置いており、初心者から経験豊富なエンジニアまで幅広い層にとって魅力的な選択肢となっています。
2 つ目は、スタートアップに最適な開発効率であることです。
Rails には「設定より規約（Convention over Configuration）」という考え方があります。これは、従来のフレームワークのように設定を大量に記述するのではなく、規約に則りプログラミングすることで、余計なプログラミングや設定を省くことができるというものです。
これによってコーディングを少なく最大限の成果を得る事ができるようになるため、特にスタートアップ企業に支持されています。スピードが命のスタートアップ企業にとって、プロトタイプを迅速に構築できるRails は非常に魅力的です。
3 つ目は、コミュニティとエコシステムの強さです。
Rails は今までの歴史の中で、多くの開発者が参加するコミュニティを作ってきました。このコミュニティは、ドキュメントの充実や新しいプラグインの開発など、Rails を使う開発者を強力にサポートして
います。
さらに、GitHub やStack Overflow といった開発者向けプラットフォームでは、Rails に関する質問やコード例が豊富に存在します。これにより、初心者でも問題解決が容易で、学びやすい環境が整っています。
以上のことから、Rails は2024年再び人気を取り戻してきていると言えます。
Ruby on Rails の専門知識の取得を評価できる、「Rails 技術者認定試験」
今からでも、Rails を学習するというのは全く遅くありません。最新バージョンもリリースされ、Railsの良さを出したシステム開発が今後もされていくことでしょう。
ただ、Ruby on Rails について、「どのように学習をしていったらいいかわからない」という方もいると思います。
Ruby on Rails について、これから学習してみたい、学習中だが自分のレベルを確認したい、という場合は、Rails 試験がおすすめです。基礎力固めや将来に向けて受験をしてみてください。まだRails 8 の試験は無く、Rails 7 の試験が後ほどできてくる形になりますが、Rails 学習のマイルストーンとして活用していただけたらと考えています。
Ruby on Rails の技術知識について、
・高めたい
・実力を把握したい
・会社における基準の1 つとして使いたい
という皆様は、ぜひRails 試験のページをご覧ください。Rails 系の試験一覧になります。
現在は、Rails5 が最新バージョンの試験となります。
・Rails 技術者認定試験 試験概要
・Rails 技術者認定試験のエントリー資格である「 Rails7 ベーシック試験」を発表
