こんにちは、穂苅智哉と申します。
2025年もどうぞよろしくお願いします。
このコラムでは、Ruby on Railsについての最新情報やRails試験に関する内容を取り上げていきます。Ruby on Railsは可能性の宝庫です。Webアプリケーションの開発で有名ですし実績もたくさんありますが、それだけのフレームワークではありません。
今回は、ここ数年フォーカスされている機械学習の開発にもRuby on Railsが利用できるという内容を解説していきます。
Ruby on Railsは機械学習も実現できるフレームワークになっている
機械学習というのは、コンピュータに大量のデータを読み込ませ、アルゴリズムに基づいて分析をさせていくことでデータの特徴や規則性を見つけ出し、活用していくという仕組みをいいます。よく言われる表現としては、大量のデータを機械(コンピュータ)が取得(学習)していくことでルールやパターンを見つけ出し、実社会に活用していくことから機械学習という言葉がなんとなくしっくりくるかもしれません。
機械学習のプログラムを行う場合は、Pythonで実施するということが多かったように思います。Pythonは非常に優れたプログラミング言語ですし、データ分析・機械学習・AI分野でも多く使われているため選択肢として上がっているのは当然と言えます。
しかし、Ruby、Ruby on Railsも機械学習のプログラミングに適するものとなってきました。まず、Rubyが機械学習に適している理由としては、ライブラリです。機械学習用のライブラリがあり、それを使うことで比較的プログラミングがやりやすくなります。更に、特に日本ではRubyの情報はとても豊富でコミュニティも活発なため同じエンジニア仲間との情報交換等も容易という特徴もあります。
Ruby on Railsの観点では、Railsを使った情報の収集、分析、ビジュアライズが可能なため、実はデータ分析に適しているフレームワークと言えます。また、データ操作や管理も効率的に設計されており、プロトタイピング(速く、簡単に開発を行い短期間で検証、改善していく)もその思想の中に入っています。そのため、シンプルに、速く、機械学習のプログラムを組んでいくことによって開発サイクルを高速で回せることが大きな利点と言えます。
Ruby on Rails の専門知識の取得を評価できる、「Rails 技術者認定試験」
今からRailsを学習するというのは全く遅くありません。最新バージョンもリリースされ、Railsの良さを出したシステム開発が今後もされていくことでしょう。
ただ、Ruby on Railsについて、「どのように学習をしていったらいいかわからない」という方もいると思います。
Ruby on Railsについて、これから学習してみたい、学習中だが自分のレベルを確認したい、という場合は、Rails試験がおすすめです。基礎力固めや将来に向けて受験をしてみてください。まだ Rails 8の試験は無く、Rails 7の試験が後ほどできてくる形になりますが、Rails学習のマイルストーンとして活用していただけたらと考えています。
Ruby on Rails の技術知識について、
・高めたい
・実力を把握したい
・会社における基準の1つとして使いたい
という皆様は、ぜひRails試験のページをご覧ください。Rails系の試験一覧になります。
現在は、Rails5が最新バージョンの試験となります。
・Rails 技術者認定試験 試験概要
・Rails 技術者認定試験のエントリー資格である「 Rails7 ベーシック試験」を発表